原種を守るコーヒー栽培に最高の気象条件
豊富な柑橘系の香りとスパイシーさも併せ持つ
マイクロクライメット(1日で1年の気候を繰り返す)というコーヒー生産地として
最高の気象条件と、肥沃な土壌に恵まれたニューギニア高原西部で、ティピ
カ種(原種)中心に栽培する農園です。世界でも稀な徹底した発酵と水洗工程、
浸水すすぎ、棚干し、サイロでのエージング。品質のために手間を惜しまない
ニューギニアコーヒーの新しいブランドです。
この国のコーヒー生産は標高1500m超のニューギニア中央高原が中心で、
マウントハーゲンを中心とする西部地方で生産量の約45%、ゴロカを中心と
する東部地方が約30%を占め、ジャマイカから移植されたティピカ種が多く、
ケニアから移植されたアルーシャ種も見受けられます。
その中でもガウリ農園は収穫のない時期は技術を学び、生産設備の整備を
進めた結果、完熟豆のみ手摘み。果肉除去後、発酵と水洗を3日かけて3回
繰り返す。12時間の浸水すすぎ、棚干し天日乾燥。品質を安定させるため2
1日間サイロで保管。脱穀後、色選別と手選別で仕上げ。に辿り着き品質へ
の意識も変わり始めました。今後の品質向上が更に期待できる農園です。
<コーヒーマイスター&焙煎士 横山豪(ごう)のちょっと一言>
様々な柑橘系果実を連想させる爽やかな香りに、若干スパイシーも見え隠れ
します。少し冷めてくると柔らかなコクも現れまろやかさを感じられるでしょう。
酸の質も嫌味なく穏やかでマイルドな飲み心地です。