ニュークロップ(お米でいうと新米)になりました!
大量生産目的で本来のコロンビア豆の風味がわからなくなっている時代に
約1900mの高地で、在来種であるティピカ種を純粋栽培し、
昔の本来の特徴であるコクと甘酸っぱさを実現しています。 byチーフ
量感があり高地産ティピカ珈琲が持つドライで且つスイート、ワインにも似たフルーティさが特徴的です。
農園主カミーロ・メリザルジ氏は元々、放牧地だった所に約30年以上前の古き良き時代のコロンビアンマイルドコーヒーを復活させるべく尚且つ完全にサスティナブルな条件下(土壌保全・地域社会への貢献・生物多様性の保護)で生産に取り組むべく一から農園を設計し1999年にこのプロジェクトをスタートさせました。
農園は1850〜2100mの丘陵地にあり、内外には豊かな森林が広がり鳥や野生動物の住居となっています。
珈琲は在来種のみの良い苗木のみを選定し、85%がティピカ種その他ブルボン種10%・マラゴジペ種・モカ種が少量ずつ植えられています。シェード(日除けの木)には豆科のテフロシアをメインに植え土壌内で窒素固定を実施し、葉の展開とチェリー育成に必要な無機質の土壌内維持を徹底管理しています。肥培管理は有機肥料の投与を行い、標高が高い為害虫の問題は希少で農薬の散布は行っていません。
サンチュアリオ・コミュニティ・プロジェクト(地域社会への貢献)
コロンビアでは中規模・大規模の農園でも地域社会への積極的な貢献を行っている所はほとんどありません。しかし、サンチュアリオ・エステートでは1999年よりスペシャリティコーヒーと共に薬草や果樹を植え養蜂やエコツーリズムを行い環境に優しい持続可能な農園作りに取り組んできました。環境保全への取り組みは直ちに珈琲の品質に繋がるわけでは有りません。しかし自然との調和の中で育った珈琲の実はゆっくりと熟し、将来に渡り最高品質の珈琲がもたらされる事でしょう。プロジェクトでは当農園で成功した技術・知識・経験をまず近隣のパエズ村に提供して、プロジェクトのモデルを作り初めています。村の人々が将来に渡り持続安定した生活が送れるように今後もこうした取り組みに力を入れていきます。 |