今回新作で出したコロンビア ファルコン。中煎り200gで1,180円、それに対し深煎りが200gで1,260円…
「同じ豆、同じ内容量なのに、どうして値段が違うの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。
答えは『焙煎度合』の違い。 です。
焙煎の度合いが違うと何故価格が変わるのか? その理由は『目減り』にあります。
焙煎=生豆に火を入れるという事は、生豆に含まれていた水分が蒸発し、最初に釜にいれたキロ数より目減りします。
という事は…深く煎れば煎るほど、水分がより多く蒸発し目減りが大きくなる。
体積は増えても煎りあがり量は減ってしまうんですね。
ですので、同じ豆でも浅煎りと深煎りでは煎りあがり量が違います。
同じ豆なら浅煎りが単価は安くなり、深煎りは高くなる…という訳です。
数種類の豆をブレンドしている場合でも、配合されている豆の焙煎度合いでお値段が変わります。
価格のからくり? Part2
余談になりますが、焙煎度合いによって値段が異なる…と云うお話ついでに、ちょっと小話。
店で飲むアイスコーヒーってホットコーヒーより価格が高い店って多くありません?
多分にもれず当店もそうなんですが…。
よく聞く理由は、アイスは量が多い、氷代・クーラー代が入っているから。
う~ん?間違いとは言い切れませんが…
焙煎(豆を焼く)という観点からみると、アイスは深煎りですよね。
すると通常の煎り方より熱量がかかります。従って通常より電気代・ガス代がかかるから。
う~ん?これも間違いとは言いきれませんが…
真相は…「アイスは深煎り」
そう、先ほどお話していた『目減り』です。
アイス用の豆は同じ生豆量を焙煎しても、浅煎りより出来上がりが少なくなるのでお値段が上がるというのが正解です。
いつも通っている店で質問してみて下さい。
もし、この話とは違う面白い答えが返ってきた場合は教えて下さいね^^
ちなみに…若かりし頃、某コーヒー会社に勤めていた時、ホットの豆もアイスの豆も同価格の卸値なのに、大概の店は一杯あたりアイスの方が高い価格になっていました。
既に焙煎された豆で、卸価格も同じなのに…。氷代・クーラー代?量?
聞きそびれました^^; 気になる~!