ペーパードリップの基本は
- お湯を掛けるところは粉の中心から円を描き、500円玉の大きさまで。
- これを何回か繰り返して杯数分を取る。
- ペーパーの淵には湯を掛けてはいけない。
この「ペーパーの淵には湯を掛けてはいけない」って、よく聞く言葉だと思いますが、何故でしょうか?
答えは
コーヒー粉にほぼ触れず、湯だけが抜けて落ちるから。
コーヒー抽出液は、湯でコーヒー成分を溶解したものです。
ペーパーに直接湯が掛かるほど端まで注すという事は、
十分に成分が溶け出す前に湯だけがすり抜けて落ちてしまいます。
当然まともな風味が出ませんよね。
「粉全部に湯を掛けたくなる」と言う方がたまにいらっしゃいますが、止めて下さいね^^;
また、「ペーパーに直接お湯を掛けてしまうと紙の臭いがする」と言う方もいらっしゃいます。
間違い!とは言いきれませんが、厳密に言えば間違いです。
湯に移る臭いというのはペーパー自体の臭いではないからです。
実は、紙って臭いを結構吸着するんですよ。
だからペーパーの保管状況(袋を開けっ放し・臭いのキツい物のソバに置いている)で、その家の生活臭を吸っている。それが溶け出している。が正解ですネ。